代表挨拶
日本の養豚を守るため、畜産業の先頭を走りつづけます
弊社は、千葉県と神奈川県内で計10か所の養豚場を運営しています。
年間の出荷頭数は15万頭に及びます。
弊社の特徴は、独自の循環型養豚を展開していることです。現在、食品ロスが社会問題となっておりますが、日本の食料自給率はカロリーベースで38%。6割もの食品を輸入に依存しているのに、毎日多量の食品ロスが発生しています。そこで弊社では、2007(平成19)年に大規模な「リキッドフィーディング飼料(液体飼料)」の工場を設立しました。弊社では日本の食品年間廃棄量全体のうち、約1%を液体飼料に処理して豚に与えています。
また、飼料の原料には、稲作農家と協力して栽培した飼料米も含まれています。飼料米とは家畜用に作った米のことで、日本の水田を守るため、国内自給率向上のために積極的に購入しています。そして、豚の糞を肥料にして農家に提供することで、資源をリサイクルしているのです。現在の畜産業界ではSDGsが注目されており、当社も15年ほど前からこのような取り組みで社会に貢献しています。
当社が先進的な事業に取り組んできたのは【新しいものを取り入れる社風】があるからです。私たちは養豚の先進国であるヨーロッパやアメリカでの研修に力を入れ、海外の技術を積極的に取り入れています。その背景には今の日本の豚肉の自給率が50%弱で、海外に依存している状態があります。輸入豚肉との競争に勝つためには、新しい技術や考え方を取り入れていかなければならないのです。私が入社した26年前は養豚農家が2万戸ほどありましたが、現在は4千戸弱まで減少しています。日本の畜産業をリードし、日本の養豚を守ることが当社の使命だと考えています。
さまざまなスキルを発揮できる環境
養豚の仕事は奥が深く、健康な子豚を出荷できるかは世話する人の腕にかかっています。職人的なスキルを磨いていく面白さがあります。IT化も進んでおり、肉体労働の負担はまだまだ減らせます。専門の学部を卒業していなくても、アイデアを生かせる場面はたくさんあると思います。次長、農場長へキャリアアップしていけば裁量も大きくなります。
当社は農場長の提案を基本的に全部受け入れているので、農場によって個性が出ます。新しいことに挑戦したい人なら楽しめるのではないでしょうか。養豚の仕事にプライドを持ち、豚に愛情を持って接する真摯な方と、ぜひ一緒に働きたいと考えています。